汚部屋掃除で片付けが進む断捨離とヤフオクの活用術 その3

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その他・雑記

汚部屋掃除で検索してこのページに来てくれたあなたは、汚部屋の掃除のやり方や汚部屋の片付け方、どこから手をつければいいか分からずモヤモヤしているところかなと思います。

汚部屋掃除の手順を調べても情報が多すぎて、一人暮らしの汚部屋掃除にそのまま当てはめづらかったり、気づけばゴミ屋敷レベルに近づいていて不安になったりしますよね。

汚部屋掃除のコツを知りたい、汚部屋のレベルをチェックしながら少しずつ片付けたい、汚部屋掃除を自力でやるか掃除代行や掃除業者に頼むか迷っている…そんな状態の方も多いはずです。

汚部屋掃除と不用品回収、片付け代行やゴミ屋敷掃除の違いも分かりにくいので、「自分の部屋はどこまでなら自分でやって、どこから業者にお願いすべきなんだろう」と悩みやすいところだと思います。

この記事では、ハウスクリーニングで独立開業した私ヒデが、実家の一室というリアルな汚部屋を舞台に、断捨離とヤフオク出品を組み合わせた汚部屋掃除の実録その3をお届けします。

汚部屋掃除の手順をきれいごとではなく、実際の汚部屋掃除のビフォーアフターの途中経過や、思ったより売れなかった物、逆に意外と高く売れた物も包み隠さず話していきます。

汚部屋掃除でお金に変えられそうな物をヤフオクで売る方法や、汚部屋掃除と断捨離を同時進行するコツ、汚部屋掃除のやる気が出ないときの対処法、そして「これはもうゴミ屋敷掃除レベルだから業者に任せた方がいい」というラインの目安まで、私自身の経験をもとにリアルにお伝えしていきます。

読み終わる頃には、「この棚の一段だけ、売れそうな物を探してみようかな」「今日は汚部屋掃除を15分だけやって、ヤフオクに1品だけ出してみようかな」と、無理のない一歩を踏み出しやすくなっているはずです。

肩の力を抜きつつ、自分の汚部屋掃除に置き換えながら読んでみてくださいね。

【この記事を読んでわかること】

  1. 今回の汚部屋掃除でヤフオクに出品して売れた具体的な4つのアイテムと利益の内訳
  2. ヤフオクとメルカリを比較しながら汚部屋掃除でどの商品をどこに出すか考えるコツ
  3. 捨てるか売るか迷いやすい物を断捨離でどう判断していくかの具体的な基準
  4. 汚部屋掃除がなかなか進まない時期のメンタルの保ち方と今後の進め方のイメージ

断捨離ついでにヤフオクで売ったもの

ここからは、汚部屋掃除の中で「これは捨てるには惜しいな」と感じた物を、実際にヤフオクに出品してみた結果を詳しく紹介していきます。

第3回となる今回は、未使用のフードプロセッサーや海外ドラマのDVDボックス、映画監督の作品ボックス、少し渋めのCDセットといったラインナップが揃いました。

「こんな古い家電とかDVDなんて、もう売れないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、ジャンルやタイトルによってはまだまだ需要があります。

逆に、「これは結構レアだから高く売れるんじゃないか」と期待していたものが、意外と伸びなかったケースもありました。

そうした実例を共有しながら、汚部屋掃除とヤフオク出品をどう組み合わせていくかのイメージを持ってもらえたらうれしいです。

 

ヤフオクで売れたもの

今回の汚部屋掃除×ヤフオク編その3では、4つのアイテムを出品し、すべて無事に落札されました。

それぞれジャンルも価格帯もバラバラなので、「自分の部屋のこのあたりはチェックしてみた方が良さそうだな」と考えるヒントになると思います。

ここからは1つずつ、どんな物がいくらで売れたのか、そして出品するうえで意識したポイントを詳しくお話ししますね。

1つ目:未使用のナショナル フードプロセッサー

画像出典:筆者

まず1つ目は、【未使用品】ナショナル フードプロセッサー MK-K48-W です。

キッチン家電って、一度買ったもののほとんど使わないまま棚の奥で眠っていることが多いジャンルなんですよね。

このフードプロセッサーもまさにそのタイプで、「いつか使うかも」と思いながら箱に入ったまま長年放置されていました。

商品名 【未使用品】ナショナル フードプロセッサー MK-K48-W
落札金額 3,310円
純利益(手数料など差し引き後) 3,019円
状態 箱あり・未使用・保管に伴う外箱スレ

正直、「古いナショナルのフードプロセッサーなんて、欲しい人いるのかな?」と半信半疑で出品したんですが、ふたを開けてみればアクセス数678、ウォッチリスト39件と予想外の人気ぶり。

キッチン家電は古くても、未使用品・動作品であれば十分ニーズがあると改めて実感しました。

とくに生産終了している型番は、同じものを探している人がピンポイントでチェックしていることも多いです。

写真は箱の外観、付属品をすべて並べた状態、本体の全体像、本体のアップ、型番部分のアップをしっかり撮影しました。

説明文では「未使用・長期保管品であること」「保管による外箱のスレがあること」「中のビニール袋などは未開封であること」を正直に書いています。

汚部屋掃除の途中で出てきた家電でも、こうして状態をきちんと伝えてあげるだけで、必要としてくれる人に届きやすくなります。

キッチン家電を出品するときは、付属品の有無も大事なポイントです。

説明書やブレード、アタッチメントが揃っているかどうかで、落札価格が変わってくることもあります。

もし足りない部品がある場合は、「欠品あり」の内容を説明文と写真の両方に記載しておくと、トラブルを防ぎやすいですよ。

キッチン家電を出品するときのチェックリスト

  • 電源コードの破れ・断線がないか
  • 動作確認(可能なら「○分間連続で回して確認」など具体的に書く)
  • 付属品の個数・種類が取扱説明書どおり揃っているか
  • ニオイ(油臭さ・タバコ臭)が強くないか

ここまで確認しておくと、落札者さんも安心して入札しやすくなります。

2つ目:ツイン・ピークス DVD ファースト&セカンドシーズン

画像出典:筆者

2つ目は、DVD『ツイン・ピークス ファースト&セカンドシーズン 3BOXセット』です。

海外ドラマ好きの方にはおなじみの作品ですが、「最近はサブスクで見られるし、DVDはもうそんなに需要ないかな?」と期待半分、不安半分で出品しました。

商品名 DVD『ツイン・ピークス ファースト&セカンドシーズン 3BOXセット』
落札金額 2,200円
純利益(手数料など差し引き後) 2,007円
状態 ディスク良好・外箱にスレあり

メルカリの相場では6,000円前後で売れている例も多かったので、「ヤフオクでもそれなりにいけるかな」と思っていましたが、結果は2,200円でやや控えめ。

それでも、汚部屋の本棚をひと段空けながら2,000円ほどの利益が出たので、「まあよし」といったところです。

ここはまさに、プラットフォームごとの相場の違いを体感した事例でした。

DVDボックスを出品するときは、全ディスクの再生確認までは難しいかもしれませんが、少なくとも数枚はプレイヤーで読み込んでエラーが出ないかチェックしておくと安心です。

また、ボックスの角がつぶれていないか、内箱に破れがないかも写真で分かるように撮影しておくと、あとから「思っていたより状態が悪い」というクレームを防ぎやすくなります。

DVD・Blu-rayを出品するときの状態説明のポイント

  • ディスク裏面のキズの有無(「スレ程度」「深いキズなし」など)
  • 再生確認の有無と、確認に使ったプレイヤーの種類
  • 外箱・内箱のスレや角つぶれの状態
  • ブックレットや特典ディスクの有無

こうやって書いていくと少し手間はかかりますが、そのぶん落札者さんとの信頼関係が作りやすくなりますし、評価も安定してきます。

汚部屋掃除で出てきたDVDを処分したいときは、「まとめて処分する」パターンと「作品ごとに出品する」パターンのどちらが良さそうか、ざっくり相場を見て決めていくといいですよ。

3つ目:デイヴィッド・リンチBOX(DVD4作品セット)


画像出典:筆者

3つ目は、映画監督デイヴィッド・リンチの作品をまとめた「David Lynch BOX 4作品セット DVD」です。

こちらもツイン・ピークスと同じく、映画好き・監督ファンには刺さるアイテムですが、一般的な知名度はそこまで高くないニッチ寄りの商品です。

そのぶん、「分かる人には分かる」タイプのボックスとも言えます。

商品名 デイヴィッド・リンチBOX David Lynch BOX 4作品セット DVD
落札金額 1,400円
純利益(手数料など差し引き後) 1,277円
状態 ディスク良好・外箱に使用感あり

出品前は「ツイン・ピークスよりは動きが鈍いかな」と思っていたんですが、意外とアクセスもあり、そこまで時間をかけずに落札されました。

コアなファンがいる監督やアーティストのボックスセットは、汚部屋掃除の中から見つかったらとりあえず相場チェックしてみる価値ありです。

この手のボックスセットは、作品名を略さずにすべて書くこと、収録されているディスク枚数や特典の有無を書いておくことがとても大事です。

購入検討している人は「この作品が入っているかどうか」を確認したいので、その情報がきっちり書かれているだけで入札のハードルがぐっと下がります。

マニアックな商品ほど、状態説明と情報量が信頼につながりますよ。

4つ目:アダモ・ベスト EMIプレミアム・ツイン・ベスト(CD2枚組)


画像出典:筆者

4つ目は、アダモ・ベスト EMIプレミアム・ツイン・ベスト CD2枚組です。

正直、かなり渋めの選曲なので、「これはさすがに売れないかもな」と思いつつも試しに出品してみました。

世代によっては懐かしさど真ん中ですが、若い世代にはほとんど知られていない名前かもしれません。

商品名 アダモ・ベスト EMIプレミアム・ツイン・ベスト CD2枚組
落札金額 800円
純利益(手数料など差し引き後) 730円
状態 ディスク良好・歌詞カードあり・ケースにスレ

結果としては800円で落札され、純利益は730円。

金額としては決して大きくないですが、「どうせ捨てるだけだったCDが700円以上のお金に変わった」と考えると、汚部屋掃除のモチベーションとしては十分です。

“捨てようとしていた物が誰かの楽しみになる”という感覚は、断捨離を続けるうえでかなり大きなご褒美だと感じています。

CDを出品するときは、ディスク裏面のキズの有無・深さ、ケースの割れ、歌詞カードや帯の有無、保管環境(喫煙・ペットの有無)をきちんと書いておくのがトラブル防止のポイントです。

梱包にはプチプチと厚紙封筒を使い、クリックポストやゆうパケットなど送料が抑えられる方法を選ぶと利益を残しやすくなります。

汚部屋掃除中にヤフオク向きの「お宝ゾーン」になりやすい場所

  • テレビ台の下や横のDVD・Blu-ray棚
  • 本棚の一番上・一番下の段(昔の趣味が眠りがち)
  • 押し入れ・クローゼットの奥に積まれた段ボール
  • 古いステレオやオーディオの周りに置きっぱなしのCDラック

このあたりは、汚部屋掃除をするときに一度チェックしてみると、「あ、これ売れそうだな」という物が見つかりやすいゾーンですよ。

 

ヤフオクで今まで落札された回数と純利益

続いて、この汚部屋掃除×断捨離×ヤフオク企画全体での累計結果を整理しておきます。

数字にしておくと、汚部屋掃除の成果が目に見える形になるので、「やってよかったな」と実感しやすくなるんですよね。

片付けって、どうしても「まだこんなに物が残っている…」というマイナス面に意識が行きがちですが、数字で可視化することでプラス面もきちんと感じられるようになります。

これまでのトータル成績

その1から今回のその3までを合計すると、落札回数と純利益はこんな感じになりました。

項目 結果
落札回数 8回
累計純利益 13,556円
1品あたり平均純利益 約1,700円(目安)

汚部屋掃除で出てきた物を中心に、まだ8品しか売っていない段階で、約13,500円の純利益。

外食なら何回か楽しめる金額ですし、電気代や日用品の足しにすることもできます。

「汚部屋の中に、こんなにお金になる物が眠っていたのか」と考えると、ちょっとワクワクしてきませんか?

もちろん、ここに書いている金額はあくまで一例であって、「汚部屋から必ず◯万円以上稼げます」といった話ではありません。

物の種類や状態、出品のタイミングによって結果は変わります。

ただ、“ゴミだと思っていた物が、意外と価値を持っているかもしれない”という視点を持てるだけでも、汚部屋掃除のモチベーションはかなり違ってくるはずです。

数字をつけておくと汚部屋掃除がゲーム化できる

私自身、現場でハウスクリーニングの仕事をしているときも、作業時間や使った洗剤の量、ビフォーアフターの変化などを数字で記録しておくことが多いです。

汚部屋掃除でもそれは同じで、「なんとなく片付いた気がする」よりも、「今までで8品売って、合計で13,556円になった」と数字で見えた方がやる気が続きやすいんですよね。

私がメモしている項目の一例

  • 商品名
  • 落札価格と送料
  • 純利益(ざっくりでOK)
  • 出品日と落札日
  • ジャンル(本・DVD・家電・CDなど)

ここまで細かくするのが面倒であれば、「売れた物リスト」として商品名と金額だけ書き出しておくだけでも十分です。

こうして記録しておくと、「自分の汚部屋では、家電とDVDが特によく売れる」「本はそこまで高くならないから、ある程度はまとめてブックオフに持っていこう」など、戦略を立てやすくなります。

汚部屋掃除の中で「売るべき物」と「捨てるべき物」「まとめてリサイクルショップに持ち込む物」のバランスがつかめてくるイメージですね。

ヤフオクとメルカリの使い分けを意識する

今回のツイン・ピークスの例のように、「メルカリだと6,000円前後で売れているのに、ヤフオクでは2,000円台だった」というケースもあります。

もちろんタイミングや出品の仕方にもよりますが、フリマアプリとオークションサイトでは、ユーザー層もノリも少し違うというのは頭の片隅に置いておくといいかなと思います。

一般的には、メルカリの方が「今すぐ買いたい」というライトなユーザーが多く、ヤフオクの方がじっくり比較して入札してくるユーザーが多い印象です。

最新のトレンド商品や洋服、小物などはメルカリの方が動きが良いことも多く、逆に古めの家電やオーディオ機器、専門性のあるアイテムはヤフオクの方が強かったりします。

とはいえ、一気に両方を完璧に使いこなそうとすると、それだけで疲れてしまいます。

汚部屋掃除の目的は「部屋を軽くして、自分が暮らしやすくなること」なので、まずはヤフオクだけ、あるいはメルカリだけと決めてスタートし、慣れてきたら「このジャンルだけは別のサービスも試してみようかな」と広げていくくらいのペースで十分ですよ。

ネットオークションやフリマアプリを使うときの注意点

ネットオークションやフリマアプリはとても便利ですが、個人間取引が中心になるため、トラブルが起きた場合は基本的に自己責任での対応になります。

たとえば、「説明文に書いていなかったキズがあった」「発送が約束よりも遅れた」「支払いがされない」といったトラブルは、残念ながらゼロにはなりません。

安全に取引するために意識したいこと

  • 商品説明をできるだけ具体的かつ正直に書く(キズ・汚れ・ニオイなど)
  • 取引メッセージや評価履歴をこまめにチェックする
  • 発送予定日や発送方法を事前に明示しておく
  • 高額商品は無理に個人間取引にこだわらず、専門店や買取サービスも検討する

独立行政法人国民生活センターも、インターネットオークションの注意点として、出品者情報の確認や取引履歴の保存などを呼びかけています(出典:国民生活センター「ネットオークション利用前の注意点」)。

 

断捨離と汚部屋掃除の現状とこれから

次の章では、「売れた物」以外の部分、つまり断捨離で実際に捨てた物や、ヤフオクと断捨離を進めた後の部屋の変化、そして今の段階で感じている汚部屋掃除のお悩みとこれからの方針についてまとめていきます。

正直なところ、今回のその3が終わった時点でも、部屋全体を見渡せばまだまだ「汚部屋」側の状態です。

それでも、少しずつ物が減り、売れる物と捨てる物の見極めができるようになってきました。

あなたの汚部屋掃除にもそのまま使える考え方を中心にお伝えしていきますね。

 

断捨離で捨てたもの


画像出典:筆者

ヤフオクで売れた4品だけを見ると順調に見えるかもしれませんが、現実の汚部屋掃除は「売る物」だけでは進みません。

むしろ、どれだけきちんと「これは捨てる」と決められるかが、部屋全体のスッキリ感を左右します。

「全部売ってお金に変えたい」と思ってしまうと、出品作業の手間に疲れてしまい、途中で止まってしまうパターンも多いです。

今回の断捨離で実際に捨てたのは、カセットテープ、音楽CD、オペラ関連の冊子、カード用紙、フロッピーディスクとフロッピーディスクケース、厚紙の台紙など、写真のとおりのアイテムたちです。

どれも「昔は母がよく使っていたけど、今はすっかり出番がなくなっていた物」ばかりです。

汚部屋掃除を本気で進めていくなら、「今の自分の暮らしの中で本当に必要かどうか」という視点で見直していく必要があります。

懐かしさだけで全てを残してしまうと、いつまでたっても物は減りません。

そこで今回は、写真のアイテムそれぞれについて、「もう役目は終わったな」と思えたものを中心に手放すことにしました。

今回捨てた物と、その理由

カセットテープ 再生機器をほとんど使っておらず、音源自体もデジタルで手に入るものが多かったため処分。テープの劣化も心配だったので、無理に残さないと判断
音楽CD 長いあいだ再生しておらず、サブスクでいつでも聴けるタイトルだったので手放すことに。コレクションとして残すほどの思い入れはないと感じ、断捨離候補に
オペラ関連の冊子・冊子類 観劇した当時の思い出はあるものの、何年も読み返していない状態。情報としても古くなっており、写真だけ残して実物は処分することに決定
カード用紙・ハガキサイズのペーパー 昔、印刷して使おうと思って買ったものの、ライフスタイルが変わって今後も出番がなさそうなため処分。インクジェット対応などの仕様も古く、保管スペース優先に
フロッピーディスク・フロッピーケース 現在は読み込める機器もほとんどなく、データとしてもすでに不要になっているものばかり。ケースごとまとめて処分し、デジタルデータは今使っている媒体に集約
厚紙の台紙 「いつか何かに使えるかも」と取っておいたものの、具体的な用途が思い浮かばないまま年数だけが経過。ほこりをかぶって場所を取っていたので、このタイミングで手放すことに

こうして並べてみると、「あったら便利かもしれない」「いつか使うかもしれない」という理由だけで残していた物が多いのが分かりますよね。

とくにカセットテープやフロッピーディスクのように、再生機器や読み込み機器自体が手元にほとんど残っていない物は、持っているだけでは機能していない“思い出ガジェット”になりがちです。

もちろん、どうしても残しておきたい思い出の1本・1枚があるなら、それは無理に捨てる必要はありません。

ただ、「全部取っておく」のではなく、「本当に大事なものだけを選んで残す」ことが大切かなと思います。

今回も、いくつかは写真に撮ったうえで処分し、データとしてだけ手元に残す形にしました。

捨てるかどうか迷ったときのシンプルな基準

  • 再生・閲覧するための機器が手元にないものは、基本的に手放す候補にする
  • 同じ情報や音源がインターネットやサブスクで簡単に手に入る場合は「無理に現物を残さない」選択肢も考える
  • 「いつか使うかも」と思ったら、その「いつか」が具体的にイメージできるか自分に質問してみる
  • 迷うものはスマホで写真を撮ってから処分し、「思い出」と「物体」を切り離して考える

汚部屋掃除で一番やってしまいがちなのが、「とりあえず保留ボックス」にどんどん突っ込んでしまうパターンです。

保留ボックスが2個、3個と増えていくと、そこもミニ汚部屋になってしまいます。

今回のように写真を撮ってから捨てる方法をうまく使うと、「完全に手放すのは不安だけど、とりあえずスペースは空けたい」というときの心理的ハードルを下げやすいですよ。

どうしても決めきれない物は、「1か月後に見直す」と期限を書いたメモを箱に貼って、その1箱だけを保留箱にするのはアリです。

ただし、その箱が増えないようにすること、そして必ず期限が来たら中身を見直すこと。この2つを守るだけでも、汚部屋掃除の進み具合がかなり変わってきます。

 

ヤフオクと断捨離で処分したあとの部屋の状況

さて、ここまで売った物や捨てた物についてお話ししてきましたが、「で、部屋はどれくらいきれいになったの?」というのが一番気になるところですよね。

正直にいうと、今回のその3が終わった段階では、見た目のインパクトはまだまだ地味です。

「劇的ビフォーアフター!」とまではいかないのがリアルなところです。

ビフォーアフター写真でドーンと劇的変化をお見せしたいところですが、実際のところ「写真で見比べても、どこがどう減ったのか分かりづらいかな…」というくらいの変化感。

汚部屋掃除の現場では、こういう「頑張っているのに見た目があまり変わらない期間」が必ずあります。

この期間に心が折れてしまう方が本当に多いので、ここをどう乗り越えるかが大事なポイントになってきます。

見た目が変わらない時期をどう乗り越えるか

私が実際に意識しているのは、次の3つのポイントです。

私が意識している3つのポイント

  • 処分した物・売れた物の数や金額をメモして、「見えない変化」を可視化する
  • 床の状態だけでなく、「空いた収納スペース」をチェックして自分をほめる
  • 最初から「数回に分けて片付ける前提」で計画を立てておく

特に、クローゼットや押し入れ、本棚の中身が軽くなってくると、後半になって一気に片付けが加速します。

今はまだモノであふれているように見えても、収納の中の「基礎工事」が進んでいる段階なんだと捉えると、気持ちが少しラクになるはずです。

オークファンを活用しながら「売る・捨てる」を決めていく

まだまだ部屋は物だらけですが、今の段階では、価値があるかどうかをオークファン で調べてから捨てるようにしています。

ヤフオクに出す前提でも、「そもそも過去に落札履歴があるのか」「どれくらいの価格帯で動いているのか」をざっくり知っておくだけで、売るか捨てるかの判断がしやすくなるからです。

例えば、似たような商品がほとんど落札されていなかったり、送料込みの値段を考えると赤字になりそうな場合は、「これは時間をかけて出品するよりも、さっさと処分してしまおう」と割り切ります。

逆に、古い家電やDVDでも意外と動いているジャンルなら、「写真を撮る手間はかかるけれど、出してみる価値はあるな」と判断できます。

オークファンを見るときのポイント

  • 商品名+型番で検索して、似た条件のものだけを参考にする
  • 「現在出品中」だけでなく「過去の落札相場」をチェックする
  • 極端に高い価格のものは、セット販売や限定版の可能性がないか確認する
  • 手数料・送料・梱包資材のコストもざっくり頭に入れたうえで判断する
ヒデ
ヒデ

オークファンのメリットや使い方については、『汚部屋掃除で片付けが進む断捨離とヤフオクの活用術 その2』でも詳しく触れているので、「相場チェックの具体的なやり方を知りたい」という方は汚部屋掃除で片付けが進む断捨離とヤフオクの活用術 その2も読んでみてくださいね。

 

さいごに

『汚部屋掃除で片付けが進む断捨離とヤフオクの活用術 その3』を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

今回も、派手なビフォーアフター写真はお見せできませんでしたが、未使用のフードプロセッサーやDVDボックス、渋めのCDなど、汚部屋の奥から「お金に変わる物」がいくつも出てきました。

同時に、「思い切って捨てる」というところは、まだまだ課題が残っています。

古い物でも意外とオークションで売れることがあるので、「一応調べてからにしよう」となってしまい、どうしてもペースはゆっくりになります。

それでも、このペースだからこそ、自分にとって本当に必要な物とそうでない物の境界線が、少しずつはっきりしてきた感覚があります。

スピーカーやオーディオ関係など、まだ手をつけていないジャンルもたくさんあります。

正直、専門知識があまりない分、「ちゃんと動くのか」「どれくらいの価値があるのか」を考えると少し不安もありますが、そこも実験しながら進めていくつもりです。

失敗することも含めて、汚部屋掃除のリアルさとしてこのシリーズで共有していけたらと思っています。

もしあなたが今、「うちの汚部屋もそろそろ何とかしたいな」と感じているなら、いきなり全部を片付けようとしなくて大丈夫です。

本棚の一段だけ、クローゼットの端っこだけ、机の上の書類の山だけ…どこか一か所を決めて、「売れそうな物を1つ探す」「役目を終えた物を3つ捨てる」といった小さなゴールを作ってみてください。

小さな成功体験を積み重ねることが、汚部屋脱出の一番の近道だと感じています。

汚部屋掃除を進めていく中で、どうしても自力では難しいと感じる場面も出てくると思います。

そんなときは、不用品回収業者やハウスクリーニング業者をうまく活用するのも選択肢のひとつです。

ヒデ
ヒデ

不用品回収の料金相場や業者選びのポイントについては、同じサイト内の不用品回収で失敗しない料金相場と業者の選び方でも詳しく解説しているので、併せて目を通してもらえると判断しやすくなると思います。

この記事で触れた金額やサービス内容、ネットオークションや不用品回収に関する情報は、あくまで一般的な目安としてのものです。実際の費用や条件は地域・時期・サービスによって変わりますので、正確な情報は必ず各自治体や公式サイトをご確認ください。また、トラブルが心配な場合や大きな金額が動く場合は、最終的な判断をする前に、信頼できる専門家や専門業者にしっかり相談することをおすすめします。

次回の『 汚部屋掃除で片付けが進む断捨離とヤフオクの活用術 その4』では、さらに大きめの物や場所を取っているアイテムにも手をつけていく予定です。

汚部屋掃除のリアルな途中経過をこれからもお届けしていきますので、ゆるく見守ってもらえたらうれしいです。

 

【この記事を書いた人】

ヒデ
ヒデ

清掃業歴20年以上、累計1万件以上の現場を経験。
大手清掃会社に14年間勤務し、現場管理やスタッフ育成、顧客対応を通じて豊富なノウハウを習得。
42歳で独立後は、住宅・オフィス・店舗清掃を中心に活動中。
このブログでは、清掃業での独立ノウハウ、集客術、現場トラブル解決法などを実体験に基づいて発信しています。

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