![困っている人](https://housecleaningdedokuritu.com/wp-content/uploads/2022/01/businessman1_nayami-237x300-2.png)
・下請けの空室清掃ばかりしている
・安い金額で請け負っているのでやる気がいまいち
・下請けの現場で忙しいのに全然儲からない
このような悩みを持っている業者さん、それは下請けの仕事に依存しているからにほかなりません。
そういった清掃業者さんは新規のお客様に『知らせる』という活動をしていません。
そのような業者さんに向けて顧客を開拓する方法をお伝えしたいと思います。
![まっさん](https://housecleaningdedokuritu.com/wp-content/uploads/2022/01/image-6.png)
ぜひ最後まで読んで実践して下請けから脱却してくださいね
下請けになることのデメリット
清掃業界は大手のビルメンさんがいて、そこの営業マンが仕事を開拓して、それをそこそこな会社に渡して、そこからさらに地元で頑張っている個人事業主に出すといった二次受け、三次受けの構造が出来上がっています。
![ヒデ](https://housecleaningdedokuritu.com/wp-content/uploads/2022/01/PtpCLyOV3InFToX1643057745-1.png)
なので一番下で請け負う業者さんの金額はかなり安くなります
私の知り合いM君は清掃業のアルバイトから独立をして下請けをしていましたが、70%ほど抜かれて仕事をしていました。
エアコンクリーニングでいうと1台4000円ほどで受けていて、渡していた会社は10000円ほど利益があったそうです。
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普通は逆ですけどね。
渡したほうが3割なら分かりますが、渡した側が7割儲けはやりすぎです(-_-;)
M君はその1社とだけ下請けの契約をしていたので、足元を見られて安い金額で請け負わされていたのだと思います。
自分で仕事を取ることができず、下請けに依存していると結局こうなってしまいます。
仕事量は多いですが利益が薄いため、数をこなさないといけなくなります。
ただただ忙しいだけで時間に追われる日々。
家族と過ごす時間やお金も手に入れることができず、何のために独立したか分からないまま、結局M君は下請けを辞めアルバイトに戻りました。
下請けから脱却するには
M君のようにならないためにも、まずは起業したことを世に知らせる行為が必要です。
それには
いろんな手段がありますが、このなかで一番手っ取り早いのが営業になるかと思います。
なぜならホームページやSNSは数が多すぎて埋もれる可能性があるからです。
その反面、営業はした分だけ確率は上がります。
ただ闇雲に営業をすればいいわけではなく、しっかりと考えて取り組んでいかなければいけません。
まずは自分・自店の強みって何かを考える。
その強みとお客様が求めるものが合致すれば成約になる確率は上がります。
ではお客様は何を求めているのか
私がこの中でしてきたことは金額の安さ以外は全てですが、特に重要なのは安心感だと思います。
大手のダスキンやおそうじ本舗は、比較的金額が高いのに依頼が多いのは大手という安心感があるからです。
では我々のような小さい店が安心感を与えるのは何かというと『紹介』です
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たしかに知り合いから『ここの業者さんはいいよ』って紹介されたら安心ですよね
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うちの店はありがたいことに紹介で成り立っているからね
でもこれはあくまで顧客数があるからこそできるのであって、M君のように下請けに依存していて他のお客様0の状態だと紹介はありません。
![まっさん](https://housecleaningdedokuritu.com/wp-content/uploads/2022/01/image-6.png)
じゃあどうやったらいいんですかね?
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安心感を与える営業方法があるから伝えるね
安心感を与える営業方法とは
営業には一般家庭(在宅)と業務用(不動産・病院等)とあります。
営業は話術・説得させる技術がいると思われがちですが、話が上手だからといって成約になるとは限りません。
お客様から求められる安心感と特化した強みがあれば、話術がなくても通用します。
ではどういったことをすればいいか一般家庭と業務用の営業方法をお伝えしていきます。
業務用の特化した営業方法
『当店はここがこうですから使ったほうがいいですよ』と明確に伝えれるかどうか、つまり差別化が必要です。
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よそと同じ掃除屋だと結局、値段勝負になりますからね
何が強みで何に特化しているかで相手の反応が変わってきますし、わざわざ金額を下げる必要もなくなります。
例えば、空室清掃がほしいということで不動産屋さんに営業に行ったとします。
ただ不動産屋さんはそういった営業に来られるのは慣れていますので、何かに特化する必要があります。
『不動産管理専門の清掃業』とか『空室を埋める清掃サポート』とか何でもいいんです。
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不動産専門で清掃を提供している会社だと名乗ればいいかな
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じゃあ名刺やチラシも必要になってきますね
名刺の記事はこちら
チラシに記事はこちら
名刺やチラシを作って専門の業者と名乗るのはいいですが、必ず相手から聞かれることがあります。
それは『どういった専門ですか?』とか『どういったことをしてくれますか?』と。
その答えは用意しないといけません。
例えば下記のような答え
こんな感じでアピールすることで、決まる確率は上がると思います。
私も他の業者さんに配管の高圧洗浄をお願いするときがあります。
最初、そこの業者さんに決めたのは『配管の高圧洗浄専門』とうたっていたからです。
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たしかに専門と聞くと、きっちりしてくれそうだし安心感がありますよね
一般家庭(在宅)の安心感を与える営業方法
新規で一般家庭に営業をするなら、チラシを投函するだけでいいと思います。
ただし価格を書いているだけのチラシなら、きっと見向きもされないと思います。
価格の安さよりも安心感を与えるチラシのほうが重要になります。
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まっさんはAmazonとかで買い物をしたことはある?
![まっさん](https://housecleaningdedokuritu.com/wp-content/uploads/2022/01/image-6.png)
ありますよ
![ヒデ](https://housecleaningdedokuritu.com/wp-content/uploads/2022/01/PtpCLyOV3InFToX1643057745-1.png)
その時に『この商品どうなんだろう?』『買って大丈夫かな?』って思った時どこを見る?
![まっさん](https://housecleaningdedokuritu.com/wp-content/uploads/2022/01/image-6.png)
レビューを見ます。評価が4以上あれば安心して買えますね
Amazonはネットで購入するので、実際に手にとって見ることができないという不安がありますが、評価が高いレビューを見ることで安心して購入することができます。
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そのやり方をチラシに取り入れるだけです
チラシの表は普通に価格を載せて、裏は実際にご利用いただいたお客様の声(できればお客様と一緒に写った写真付き)を載せたり、自分自身の顔つきでプロフィールを載せると安心感を与えることができます。
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そういえばお客さんの声を載せているチラシ見たことあります。
どんな人が来るか、事前に分かるので安心感はありますよね。
他の店と違うところをアピールして差別化を図ることで、より成約に近づけることができます。
下請けをしながら並行して営業をしていく
私も独立当初は自分の仕事が半分、下請けの仕事が半分でスタートしましたが、2年後ぐらいには自分の仕事100%になりました。
下請けのみで大変な思いをしている方は、上記で書いた業務用と一般家庭に向けての営業をしていって、少しずつ自分の仕事を増やしていってください。
そしていろんな業者さんと仲良くなっていってください。
他の記事でも説明しましたが私は電気屋さん、リフォーム屋さん、不動産屋さん、ふすま屋さん等と繋がっています。
まずはこちらからギブをして仲良くなると、いずれ紹介をしてくれるようになります。
![ヒデ](https://housecleaningdedokuritu.com/wp-content/uploads/2022/01/PtpCLyOV3InFToX1643057745-1.png)
その詳細は下記の記事をご覧ください
ただしwin-winの関係でないと長続きしませんので、相手の業者さんがテイカー(自分の利益の為だけしか考えていない)の人だったら、また別のいい業者さんを探しましょう。
そうして地道に営業をしていくことによって、私がそうであったように自分の仕事100%にすることは可能です。
さいごに
『ハウスクリーニング業の下請けから脱却する方法を教えます』をお届けしましたが参考になりましたでしょうか。
ハウスクリーニング業は参入が簡単な分、競争も激しいです。
値段を安くして仕事を取ったり、下請けになって安い金額で請け負って忙しくするのは簡単です。
でも経営をしていく以上は利益を考えないといけません。
下請けで1台4、5000円でエアコンクリーニングを受けるのか、自店で1台10000円以上で受けるのか、どちらがいいかは明白です。
最初から下請け100%になるぐらいなら大手の清掃会社でアルバイトから修業をしてからのほうがいいです。
なぜ大手の清掃会社かというとビルメンさんや洗い屋さんはポリッシャーで床の洗浄をしたり、空室の掃除だったりがメインで、在宅の一般家庭をメインにしていないからです。
ハウスクリーニング業で起業・独立したいなら大手のダスキンやおそうじ本舗で修業をして、掃除の技術もそうですが、接客をどのようにしたらいいか学ぶといいかと思います。
私も大手清掃会社でアルバイト↠社員↠店長からの独立でした。
詳しくはプロフィールをご覧ください。
![ヒデ](https://housecleaningdedokuritu.com/wp-content/uploads/2022/01/PtpCLyOV3InFToX1643057745-1.png)
私は店長までさせて頂いて、いろんな経験をしたので自信をもって独立することができました。
ハウスクリーニング業で起業・独立を目指している方は、ぜひ自店で仕事が取れるようにこの記事を参考にしてもらえると幸いです。
では今回はこれでおしまいです。
参考になると嬉しいです。
![物知りクマ先生](https://housecleaningdedokuritu.com/wp-content/uploads/2022/01/G6z8oChU19S8Hx61612788851_1612789228-150x150-1.jpg)
次週はヒデさんが今注目の損害保険『フリーナンス』に登録してみた内容をお届けするから楽しみにね~