
- 仕事がない日は何をして過ごせばいい?
- 閑散期に何をすれば次の売上につながる?
- 暇だから値下げしてでも仕事を取るべき?
- 予定が空いていると不安になるけど、どう考えればいい?

このような悩みや疑問にお答えします。
ハウスクリーニングをしていると、繁忙期は予定がいっぱいなのに、急に仕事が減る時期があります。
私も独立後、予定表が真っ白になると「このままで大丈夫かな」と何度も不安になりました。
ただ、仕事がない時こそ、営業・集客・経理・道具の手入れなど、忙しい時にはできないことを進めるチャンスです。
この記事では、ハウスクリーニングの仕事がない時の過ごし方を、私の経験を交えながら具体的に紹介します。
【この記事を読んでわかること】
- 仕事がない時に最初にやること
- 閑散期を次の売上につなげる具体的な過ごし方
- 暇な時にやらないほうがいいこと
- 仕事が少ない時期の不安との付き合い方

先に結論を言うと、仕事がない時は「今すぐ売上につながること」と「将来の仕事につながる仕込み」を分けて考えると動きやすいですよ。
仕事がない時の過ごし方|閑散期にやっておきたいこと
仕事がない日ができると、「時間はあるけど何からやればいいのか分からない」となりがちです。
そんな時は、思いついたことから適当に始めるのではなく、優先順位を決めておくと動きやすくなります。
私なら、まず次の順番で考えます。

特に売上が必要な時は、ホームページを何時間も触る前に、以前利用してくださったお客様への連絡から始めるのがおすすめです。
ホームページやブログは大切ですが、更新した翌日に必ず問い合わせが来るわけではありません。
一方、過去のお客様なら「そろそろ頼もうと思っていた」というタイミングに当たることがあります。

短期と長期の両方を考えることがポイントですね。
ハウスクリーニングの閑散期はいつ頃?
在宅の一般家庭を中心に仕事をしている場合、私の体感では1月・2月・10月あたりは比較的仕事が落ち着きやすい時期です。
12月は大掃除の依頼が集中しますが、年が明けると一気に予定が空くことがあります。
6月から8月頃はエアコンクリーニングが増えやすく、春先は空室清掃をしている業者にとって忙しくなりやすい時期です。
ただし、閑散期は仕事内容によって変わります。
どの仕事を多く取っているかによって、忙しい月と暇な月は変わります。
「ハウスクリーニング業界は何月が暇なのか」だけを見るより、自分自身の売上と件数を毎月記録するほうが役立ちます。

| 時期 | 在宅清掃 | 空室清掃 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| 1〜2月 | 落ち着きやすい | 通常〜やや少なめ | 年末需要の反動が出やすい |
| 3〜4月 | 通常 | 忙しくなりやすい | 引っ越しシーズン |
| 6〜8月 | 忙しくなりやすい | 通常 | エアコン需要が増える |
| 10月 | 落ち着く場合あり | 通常 | 年末前で依頼が少ないことがある |
| 12月 | 忙しくなりやすい | 通常〜やや忙しい | 大掃除需要が集中しやすい |
これはあくまで目安です。
私自身も毎年まったく同じ件数になるわけではありません。
だからこそ、月ごとの売上や件数を残しておくと、「今年だけ暇なのか」「毎年この月は暇なのか」を判断しやすくなります。
仕事がない原因が閑散期なのか確認する
ここは一度確認しておきたいところです。
仕事が減ると「閑散期だから仕方ない」と考えがちですが、本当の原因が別にある可能性もあります。
例えば、
こういった状況なら、単なる季節要因ではないかもしれません。
「毎年2月は暇だけど6月には戻る」なら大きく慌てる必要はないでしょう。
反対に、繁忙期まで仕事が戻らないなら、集客や仕事の取り方そのものを見直したほうがいいです。
閑散期になる前に「暇な時リスト」を作っておく
仕事がない時の過ごし方で一番困るのが、「今日は何をしよう」と毎朝考えることです。
予定がないだけでも不安なのに、そこから仕事を探すと余計に疲れます。
そこで私は、仕事が暇な時にやることをあらかじめ書き出しておく方法がいいと思っています。
例えば、
さらに、必要な時間で分けておくと使いやすいです。
| 使える時間 | やることの例 |
|---|---|
| 30分 | お客様数件への連絡、メール返信、領収書整理 |
| 1〜2時間 | 車内整理、道具の点検、ホームページ修正 |
| 半日 | チラシ作成、経理入力、倉庫整理 |
| 1日 | 集客全体の見直し、技術研究、年間売上の確認 |

やる気が出ない日は30分の仕事だけでも大丈夫です。仕事がない日だからといって、朝から夕方まで予定を詰め込む必要はありません。
既存のお客様へ営業する
仕事がない時に私がまず考えるのは、過去のお客様へのフォローです。
新しいお客様を一から探すよりも、一度利用してくださった方のほうが連絡しやすいですよね。
お客様側も、「また頼みたいけど、つい忘れていた」ということがあります。

例えば2月なら、
を確認してみます。
ただし、いきなり、「仕事が暇なのでお願いします」とは言いません。
お客様にはこちらの事情は関係ないからです。
例えば、
- 「前回お伺いしてから1年ほどになりますが、その後いかがでしょうか?」
- 「今の時期は比較的予約が取りやすいので、気になるところがあればお気軽にご連絡ください」
- 「昨年は年末に予約が集中しましたので、今年は少し早めにご案内しております」
このくらいの軽い案内で十分だと思います。
大切なのは、前回いつ何を施工したのか確認してから連絡することです。

新規集客やリピーターを増やす方法については、ハウスクリーニング集客完全ガイド|仕事を増やす方法でも詳しくまとめています。
集客用のチラシを作る

ハウスクリーニングのような地域密着型の仕事では、チラシも集客方法の一つです。
特に閑散期なら、通常のチラシをそのまま使うのではなく、時期に合わせた内容へ変更する方法があります。
例えば、
- 1月の新春キャンペーン
- 年末に予約できなかった方向けキャンペーン
- 春前のエアコンクリーニング案内
- 水回りセットキャンペーン
などです。
ただし、暇だからと単品料金を大きく下げる必要はありません。
例えば、
- 「キッチン+レンジフード」
- 「浴室+洗面所」
- 「水回り3点セット」
など、複数箇所をまとめて依頼すると少しお得になる形のほうが、客単価を下げすぎずに済みます。
チラシには、
などを入れておきます。
ハウスクリーニングは家の中に入る仕事なので、「どんな人が来るのか分かる」という安心感も大事かなと思います。
\チラシ作りをプロに任せたい方へ/
デザインが苦手だったり、自分で作る時間を営業に使いたかったりする場合は、チラシ制作を外注する方法もあります。
出品者によって料金や修正回数、納品方法などが違うため、依頼前に内容を確認してください。
最初の1枚だけ作ってもらい、その後は自分で料金やキャンペーン内容を変更する使い方もできます。

チラシについて詳しく知りたい方は、失敗しないハウスクリーニングのチラシの作り方と効果的な配布戦略も参考にしてください。
ホームページやブログを充実させる
仕事が少ない時期は、ホームページやブログを見直すいい機会です。
繁忙期は現場から帰ると疲れてしまい、パソコン作業までなかなか手が回りません。
だからこそ暇な日に、次のお客様から見つけてもらう準備をしておきます。ただ、新しい記事を書く前に、まず今あるホームページを確認してください。
そのうえで、
- 施工事例
- ビフォーアフター
- よくある質問
- 掃除を依頼するタイミング
- 作業前に準備すること
などを少しずつ追加します。
普段お客様から何度も聞かれている質問は、記事のテーマとしても使いやすいです。
まだホームページを持っていない場合は、
- 自己紹介
- サービス内容
- 料金
- 対応エリア
- 問い合わせ方法
この5つをまず載せれば、最低限の案内ページになります。
\自分でホームページを作りたい方へ/
ホームページ制作会社へいきなり大きな費用をかけたくない場合は、自分でページを作れるサービスを使う方法もあります。
ペライチはテンプレートを使ってページを作成できるため、まず自分のサービスを紹介するページを持ちたい方には選択肢の一つです。
利用できる機能や料金は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
倉庫・車・道具を片付けてメンテナンスする
私は現場から帰ったら道具を片付けるようにしていますが、繁忙期はどうしても後回しになることがあります。
そんな積み残しを片付けるのも、仕事がない日の過ごし方です。
例えば、
道具を整えると、現場で探し物をする時間も減ります。
また、お客様宅へ持っていくバケツやタオル、洗剤ボトルが汚れていると、清掃業者としてあまりいい印象ではありません。

売上にはすぐつながりませんが、繁忙期に機材が故障して仕事ができなくなることを考えると、大事な準備です。
経理や雑務をまとめて片付ける
私は正直、デスクワークがあまり得意ではありません。
レシート整理や帳簿付けを後回しにして、確定申告前に「もっと早くやっとけばよかった」と思ったこともあります。
仕事がない日は、
などを進めておくと後が楽です。
数字を入力してみると、「今年は去年より売上が落ちている」「思ったより経費を使っている」といったことも見えてきます。
漠然と「仕事がなくて怖い」と考えるより、数字を確認したほうが、次に何をすべきか判断しやすくなります。

確定申告について詳しく知りたい方は、初心者でも安心!個人事業主の確定申告のやり方をやさしく解説も参考にしてください。
\経理をできるだけラクにしたい方へ/
手入力での経理が負担になっている場合は、クラウド会計ソフトを利用する方法もあります。
銀行口座やクレジットカードとの連携など、使える機能はサービスやプランによって異なります。
料金だけではなく、自分が必要とする機能を確認して選んでください。
自宅で洗剤や汚れの落とし方を研究する
私は新しい洗剤や道具を試すのが好きなので、暇な時には自宅のお風呂やキッチンで試すことがあります。
新しい洗剤をいきなりお客様宅で使うのはリスクがあります。
素材によっては、
などにつながる可能性があるからです。
そこで自宅などで、
などを確認します。
結果は写真やメモで残しておくと便利です。
うまくいったものだけでなく、「この方法では落ちなかった」という失敗も記録しておきます。

現場で同じような汚れに出会った時に、判断が速くなりますよ。
仕事がないからと安売りしすぎない

仕事がないと一番やりたくなるのが値下げです。
「予定が空いているくらいなら安くても仕事を入れたい」という気持ちはよく分かります。ただ、大幅に価格を下げると、あとから通常価格へ戻すのが難しくなります。
また、価格だけで選ぶお客様が増える可能性もあります。
値引きするなら、
- 「2箇所以上で割引」
- 「水回りセット」
のように、客単価を守りながらお得感を出すほうがいいかなと思います。
仕事がない時の不安との付き合い方と仕事を増やす考え方
ここまで仕事がない時にやることを紹介しましたが、実際には「何をするか」より気持ちのほうがしんどいこともあります。
予定表が空いていると、「来月も仕事がなかったらどうしよう」「自分だけ暇なんじゃないか」と考えてしまいますよね。
私も独立した頃は同じでした。
「仕事がない=自分がダメ」と考えすぎない
仕事が少なくなる原因は一つではありません。
季節、顧客のタイミング、取引先の案件数、競合、集客状況など、いろいろなものが関係します。
もちろん、自分の営業方法を改善しなければならない場合もあります。
でも、「今週暇だから独立に向いていない」まで考える必要はありません。
まず前年の同じ時期と比べてみます。
去年も同じように暇なら、季節的な影響かもしれません。
今年だけ大きく減っているなら、そこで初めて原因を探せばいいと思います。
仕事がない日は最低限一つだけやる
仕事がない日は、逆に時間がありすぎて何もできないことがあります。
そんな時に、
- 「今日は営業50件」
- 「ホームページを全部直す」
- 「倉庫を全部片付ける」
と決めると、始める前から疲れてしまいます。
そこで、
というように、一つだけ決めます。
それが終わって余裕があれば続ける。
しんどければ、その日は終了でもいいと思います。
ゼロより一つ進めば十分です。
疲れているなら休むのも大切
閑散期になると、「暇なんだから何かしないと」と思いやすいです。でも繁忙期にかなり働いた後なら、単純に体が疲れている可能性もあります。
ハウスクリーニングは体を使う仕事です。
エアコンなら脚立の上り下りがありますし、浴室や空室清掃も体力を使います。
だから、
という過ごし方も必要です。
心身が疲れたまま次の繁忙期へ入るほうが大変です。
仕事がない状態が長く続くなら仕事の構成を見直す
数日予定が空く程度なら、大きく心配する必要はないと思います。
ただ、
- 「何か月も売上が伸びない」
- 「例年の繁忙期でも仕事が少ない」
- 「年々問い合わせが減っている」
という状態なら、仕事がない日の過ごし方だけでは解決しません。
事業全体を確認します。
例えば、
毎月新規のお客様を30件探し続けるのは大変です。
定期清掃やリピーター、紹介、法人案件などが少しずつ増えると、閑散期の売上も読みやすくなります。
また、
- 在宅清掃
- エアコン
- 空室
- 店舗
- 定期清掃
など、自分のできる範囲で仕事を分散する方法もあります。ただし、何でも受ければいいわけではありません。
疲れる割に利益が少ない仕事を無理に増やすと、忙しいのにお金が残らない状態になることもあります。
自分が得意な仕事や利益の出る仕事を見ながら考えてください。
繁忙期でも集客を完全に止めない
閑散期になってから、「急いで集客しないと」となる原因の一つが、繁忙期に集客を全部止めてしまうことです。
忙しい時は、「これ以上仕事はいらない」となります。
その結果、
- チラシを止める
- ブログを更新しない
- 施工写真を残さない
- 既存客へのフォローもしない
という状態になります。
そして繁忙期が終わった瞬間、仕事がなくなります。
集客は今日始めれば明日必ず仕事が入るものではありません。
繁忙期でも施工写真を撮る、顧客情報を残す、口コミへ返信するなど、最低限のことは続けておくと次につながりやすいです。
同業者とのつながりも大切にする
自営業は一人で考えていると、必要以上に不安になりやすいです。
「自分だけ暇なんじゃないか」と思っていても、同業者へ聞いてみると、「うちも今月暇やで」ということがあります。
それだけでも少し気持ちは楽になります。
逆に、「この時期はこんな仕事が増えている」という話を聞けば、新しいヒントになるかもしれません。
同業者とのつながりは、仕事を紹介してもらうためだけではありません。
技術、道具、洗剤、集客、トラブルなどを相談できる相手がいること自体が大きいと思います。
仕事がない時の過ごし方でよくある質問
Q1. 仕事がない日は休んでも大丈夫ですか?
A. 疲れているなら、休む日があって大丈夫だと思います。
特に繁忙期の後なら、体を回復させることも大切です。
ただ、何週間も仕事がない状態なら、すべてを休みにせず、営業や集客にも時間を使いましょう。
Q2. 仕事がない時は営業と技術の勉強のどちらを優先しますか?
A. 現在の売上を増やす必要があるなら、私はまず営業を優先します。
技術が高くても、お客様に自分の存在を知ってもらわなければ仕事にはなりません。
午前中は営業、午後から技術研究というように分けてもいいですね。
Q3. 閑散期だけ値下げしても大丈夫ですか?
A. 値下げ自体が悪いわけではありませんが、暇だからという理由だけで大幅に下げるのはおすすめしません。
単品料金を下げるより、水回りセットや複数台割引など、まとめて利用した時に少しお得になる形のほうが客単価を守りやすいです。
Q4. 今日一日仕事がない場合、最初に何をすればいいですか?
A. 私なら、まず過去のお客様や取引先を確認します。
その後、見積書や請求書などの事務仕事を片付け、時間が残ればホームページや道具の整理へ進みます。
今すぐ売上につながる可能性があるものから始めると、優先順位を決めやすいですよ。
まとめ|仕事がない時は次の仕事につながる準備をしよう
仕事がない時の過ごし方について紹介してきました。
最後にポイントをまとめます。
ずっと予定が埋まっているのが理想ですが、ハウスクリーニングを続けていると、どうしても仕事の波はあります。
私も予定表が空いていると不安になることはありました。でも、仕事がない時だからこそできることもあります。
営業、チラシ、ホームページ、経理、道具の手入れ、技術研究。
これらは繁忙期になると、どうしても後回しになります。
まず今日できることを一つだけ決めてみてください。
売上が必要なら過去のお客様へ5件連絡する。
事務仕事が溜まっているなら領収書を1か月分整理する。
疲れているなら道具だけ片付けて、あとは休む。
それで十分です。

仕事がない日は、ただ予定が空いている日ではなく、次の仕事を作るための準備期間にもできます。全部やろうとせず、一つずつ進めていきましょう。

「このまま仕事を続けられるのかな」と不安な方は、ハウスクリーニングの廃業率は高い?失敗理由と儲からない原因を解説も参考にしてくださいね。
\ハウスクリーニング独立のリアルを知りたい方へ/

独立すると、掃除の技術以外にも、集客、料金設定、経理、お客様対応、閑散期の売上など、会社員時代にはなかった悩みが出てきます。
私自身、大手清掃会社で14年間勤務してから42歳で独立しましたが、実際に自分で事業を始めて初めて分かったこともたくさんありました。
これから独立を考えている方は、良い面だけでなく現実も知っておいたほうがいいと思います。

私自身が経験してきた独立後の売上、初期費用、失敗しやすいポイントなどは、こちらの記事で詳しくまとめています。
【この記事を書いた人】

清掃業歴25年以上、累計10,000件以上の現場を経験。
大手清掃会社に14年間勤務し、42歳で独立。
現在は住宅・オフィス・店舗清掃などを行いながら、このブログでハウスクリーニング独立、集客、現場で起きたトラブルや失敗などを実体験をもとに発信しています。
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