ハウスクリーニングで独立する為に必要なもの10選

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独立準備

・ハウスクリーニングで独立したけど、何を準備したらいいか分からない

 

・独立したら事務所は必要かな?

 

・個人事業主になったら役所に届ける必要はあるの?

 

・掃除は誰でも出来るし、独立は簡単かな?

このような悩みや疑問にお答えします。

ハウスクリーニングで独立を目指す方へ、成功のために押さえておくべきポイントがあります。

掃除に必要な道具や薬剤を準備するだけでなく、事務所や倉庫、事務用品、そして車の手配も重要です。

また、屋号の決定や開業届、青色申告の手続きといった基本的な事務作業も忘れてはいけません。

そして何より、掃除の技術や専門知識を高めることが、信頼を得るカギとなります。

さらに、定期的な顧客の確保や提携会社とのネットワーク作り、現場で応援してくれる人材の確保も、独立後の成長には欠かせない要素です。

これらをしっかりと計画し、準備することが、ハウスクリーニングビジネスを成功に導く第一歩です。

本記事では、独立前に知っておくべきポイントを詳しく解説していきます。

 

記事のポイント

  • ハウスクリーニング独立に必要な資機材や薬剤の準備方法
  • 事務所や倉庫、車などの設備やツールの手配の重要性
  • 開業手続きや青色申告などの基本的な事務手順
  • 定期顧客や提携会社との関係構築、応援スタッフの確保
ヒデ
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ではさっそくいってみましょう

道具一式・薬剤

道具や薬剤はどのような清掃依頼を受けるかによって必要な道具や薬剤の種類が変わってくるため、まずは業務内容を明確にすることが大切です。

私はアマゾンや楽天で掃除道具や薬剤を購入することが多いです。

また、ネット通販の「ポリッシャーjp」も便利な仕入れ先の一つです。

特に高額な清掃機器をリースできるという点は、初期コストを抑えつつ、高性能な機器を使用できるメリットがあります。

カーペットリンサーやポリッシャーのような機器は、一度に大きな出費になることが多いため、リースの選択肢があることで、コスト管理がしやすくなりますね。

このように、多様な仕入れ先を活用しながら、自分のニーズに合わせて柔軟に資機材を揃えることが、事業のスムーズな運営に繋がると思います。

ヒデ
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資機材や薬剤の選定は、ハウスクリーニングの業務範囲に応じて考える必要がありますね

道具一式・薬剤の詳細記事
ハウスクリーニングで必要な道具一式・薬剤を詳しく解説

 

事務所・倉庫

事務所や倉庫を借りる際の家賃などの固定費は、事業がまだ軌道に乗っていない段階では大きな負担になることが多いです。

そのため、できるだけ初期費用を抑えることが成功の鍵となります。

ただし、ハウスクリーニングのような業種では、道具や車を保管する場所が必要になるケースが多いです。

自宅やマンションに十分なスペースがない場合は、事務所を借りるよりもコストを抑えた選択肢としてトランクルーム や小規模な倉庫を借りるのが合理的です。

必要なスペースだけを確保し、道具の管理をしっかり行える環境を整えることで、効率的な運営が可能になります。

また、道具や車両の保管だけでなく、将来的に規模を拡大した際やスタッフを雇用した際には、事務所の必要性が出てくることもあるため、そのタイミングで再検討するのが賢明です。

ヒデ
ヒデ

自宅や実家での事業運営は、特に事業開始時において経費削減に大いに役立ちますよ

 

事務用品

ハウスクリーニングで独立すると、現場作業だけでなく、事務作業も確実にこなす必要が出てきますよね。

納品書や領収書、請求書の作成は頻繁に必要であり、手書きだと時間がかかる上に、字の見栄えなども気になります。

この点で、会計ソフトを導入するのは非常に効率的です。

会計ソフトを使うことで、以下のようなメリットが得られます。

  • 作業時間の短縮: 領収書や請求書の自動作成機能を活用すれば、事務作業が大幅に簡素化できます。
  • 正確さの向上: 数字の計算ミスや記載ミスを防ぎ、顧客に対する信頼性も向上します。
  • 見栄えの向上: ソフトで生成される書類はフォーマットが整っており、見栄えも良いため、お客様にプロフェッショナルな印象を与えます。

また、会計ソフト以外にも、以下の事務用品が不可欠です。

  • パソコン: 各種書類の作成や会計ソフトの使用、顧客管理に必須
  • プリンター: 請求書やチラシ、領収書などの印刷に必要
  • 会社のハンコ(ゴム印・角印・実印): 正式な書類や契約書に押すために必須
  • 名刺: 顧客や取引先に対する自分の紹介用
  • チラシ: 自身のサービスを宣伝するための販促ツール

これらの道具を揃えておくと、事務作業の効率が大きく向上します。

また、最初の印象や信頼感を高めるためにも、しっかりと整ったツールや書類を用意しておくことが重要です。

会社用のカード・ETC

会社用のクレジットカードやETCカードは、特に事業を運営する上で非常に便利ですね。

現金主義の方にとっては不要かもしれませんが、以下の理由から、導入すると大きなメリットがあります。

会社用のクレジットカードの利点

  • 経費管理が簡単: 事業の支払いと個人の支払いを分けることで、経費の管理がスムーズになります。個人用と会社用のカードを混ぜてしまうと、確定申告時にどれが事業経費なのかを区別するのが非常に面倒になります。
  • キャッシュレスの利便性: クレジットカードを利用することで、振り込みや現金払いよりも迅速かつ手軽に支払いができます。特に、オンラインでの清掃用品や道具の購入に便利です。
  • ポイントやキャッシュバックの活用: クレジットカードによっては、事業に必要な支出でポイントやキャッシュバックが得られるため、少しでもコストを節約できる点もメリットです。

ETCカードの重要性

  • 高速道路の利用がスムーズ: 特に遠方の現場に出向く際、高速道路を頻繁に利用する場合はETCカードが非常に便利です。現金払いに比べて時間の短縮にもつながり、交通渋滞を回避しやすくなります。
  • 経費管理の明確化: 会社用のETCカードを使えば、高速道路利用時の経費を一目で確認でき、帳簿への記入が簡単です。個人用のETCカードと混同すると、どの利用が事業に関連するかを後から確認するのが煩雑になるため、分けておくのがベストです。

会社用と個人用を分ける理由

  • 確定申告時の混乱防止: 個人の支出と事業の経費を明確に分けて管理することは、税務申告の際に重要です。混ざってしまうと、後からどちらの支出かを整理するのに手間がかかり、結果として税務申告の正確性に影響が出る可能性があります。
  • 経費の追跡が容易: クレジットカードの明細が事業専用であれば、経費の追跡が非常に簡単ですし、税務調査が入った場合でも安心です。
ヒデ
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下記は実際に私がカードを作った記事になります。

ぜひ参考にしてくださいね。

カード・ETCの参考記事
個人事業主用のクレジットカードとETCカードを実際に作ってみました

 

ユニフォーム

ユニフォームを揃えるのは非常に重要ですね。

特にお客様のところに訪問する業種では、見た目の印象が信頼性に直結します。

応援を呼ぶ人やスタッフも含め、全員が同じユニフォームを着ることで、チームとしての一体感が生まれます。

お客様にとっても「この人たちはしっかりと組織だって動いている」という安心感を与えることができます。

ヒデ
ヒデ

ちなみに私はバートルというメーカーを使っています

バートルの作業着は、耐久性や機能性が高く、ハウスクリーニングなどの作業にはぴったりです。

特に、汚れや破れに強い素材が使われているため、長く使えます。

ユニフォームの参考記事
ハウスクリーニングの服装はどんなのがいい?

 

ハウスクリーニングをするには、色々な道具が必要になってきますので、それを運ぶための車は必需品になります。

掃除道具や薬剤、機材を効率的に運ぶためには、広めのスペースが必要ですからね。

独立したての頃は、古いエブリィの白に乗っていましたが、荷物を載せるには十分だったものの、さすがに年数が経つにつれてメンテナンスが大変になってきました。

走行距離も増えてきて、信頼性に不安を感じることもありましたので、2年ほど経ってからハイゼットに買い替えました。

ハウスクリーニングの仕事をする際には、道具を運ぶための車選びもとても重要です。

車の選択が作業の効率や運営コストに直接影響しますので、しっかり考えて選ぶことが大切です。

ハウスクリーニングで使う車の参考記事
ハウスクリーニング業で使う車とおすすめの装備は?

 

屋号、開業届、青色申告

開業届を出すのは税務署になりますが、手続きの順番は「屋号を決める→開業届を提出する→確定申告を行う」という流れになります。

確定申告について

確定申告には白色申告青色申告の2種類がありますが、必ず青色申告を選ぶことをお勧めします。

白色申告のメリット・デメリット

メリット デメリット
事前の申請が不要 青色申告に用意されているような特典はない
帳簿をつけるのが簡単
確定申告の提出書類が青色申告に比べて少ない

青色申告のメリット・デメリット

メリット デメリット
青色申告の特典がある 事前の申請が必要
青色申告特別控除(最高65万円) 帳簿が白色申告に比べて面倒
赤字が3年間繰り越せる 確定申告の提出書類が白色申告に比べて多い
家族への給与が経費にできる

上記の表のように、青色申告にはさまざまな特典がついてきます。特に青色申告特別控除のメリットは非常に大きいです。最高で65万円の控除が受けられるため、税金の負担を軽減することができます。

以前は白色申告は帳簿つけが不要でしたが、現在は帳簿をつける必要があります。しかし、会計ソフトを使えばそれほど難しくはありませんので、ぜひ青色申告を選択することをおすすめします。

青色申告を利用することで、経理面でも安心して事業を進めることができるでしょう。

ヒデ
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やよいの青色申告オンラインはクラウド型のソフトなのでパソコンからでもスマホからでも使えて便利ですよ

現場で人数が必要な時に応援を呼べる人

ハウスクリーニングで独立すると、現場によっては応援が必要な場合があります。

浴室クリーニングやトイレクリーニングなど、単体でのメニューであれば1人でお伺いしても大丈夫ですが、複数のメニューが重なる場合には人数が必要になってきます。

そのため、応援を呼べる人をあらかじめリストアップしておくことをお勧めします。

私は、応援を呼べる人を16人リストアップしていますが、そのうちの4人はまだ呼んだことがありません。よほど困ったときには呼ぶかもしれませんが、今のところは必要な場面に出会っていないです。

ただ、この先どんな現場が入ってくるかわからないので、念のため応援リストには入れておくことが重要です。

急に大きな案件が入ったり、想定外のトラブルが発生した場合には、すぐに人手を増やす必要が出てくるかもしれません。そのため、信頼できる人をリストアップしておくことで、安心して業務を進められます。

事前に準備をしておくことで、スムーズな対応が可能になるので、ぜひリストを作成しておくことをお勧めします。

応援を呼べる人の増やし方の参考記事
ハウスクリーニングで協力してくれる人の増やし方は?

 

定期顧客・提携会社(不動産会社やリフォーム会社等)

ハウスクリーニングで独立する際に、定期顧客や提携会社は非常に重要な存在となります。

なぜなら、定期のお客様は1か月に1回や2か月に1回など、必ず依頼があるお客様ですので、売上の金額が読めるからです。定期顧客がいれば、安定した収入が見込めます。

一方で、毎月毎月スポットのお客様ばかり追いかけていた場合、売上は上がりにくいのが現実です。大手の会社のようにコールセンターがあって、そこから依頼が舞い込んでくる環境であれば別ですが、個人でやっていると自分から営業をしない限り仕事は入ってきません。

ただ、飛び込み営業をしたところで、成功するのは難しいのが実情です。

完全に不可能ではありませんが、かなりの努力と運が必要です。

また、提携会社も非常に重要です。不動産会社やリフォーム会社との提携は特に効果的です。

たとえば、不動産会社は住んでいる人が出て行った際、部屋の修繕を行った後にクリーニングの依頼をしてきます。

リフォーム会社も同様に、リフォームが完了した後にクリーニングを依頼するケースが多いです。

こうした提携会社が何社かあれば、定期的に依頼が入ってくるため、経営が楽になっていきます。

安定した受注があることで、忙しさや売上の波をある程度コントロールできるようになりますので、独立した際は積極的に定期顧客や提携会社を増やしていくことが大切です。

これによって、持続的なビジネスを構築しやすくなります。

営業に関する参考記事
ハウスクリーニングで営業する方法とは?
ハウスクリーニングの仕事を紹介してくれる人の増やし方
ハウスクリーニング協力業者募集をしている会社に応募してみました

 

掃除の技術・知識

掃除の技術や経験がない人がハウスクリーニングで独立しようとする理由として、「掃除は誰でもできるし、簡単だ」と思っているケースがあります。

しかし、ハッキリ言ってその考えは『甘い』です。

どんな仕事でもそうですが、お客様に喜んでいただいた対価としてお金をいただくものです。

つまり、単に掃除をすれば良いというわけではなく、プロとしての技術と責任感が求められます。

もちろん、掃除の技術も重要ですが、それだけでは不十分です。

お客様とのコミュニケーションも非常に大切です。

もしお客様から掃除に関する質問をされて、それに答えることができなかった場合、相手に「この人、大丈夫かな?」という不安を与えてしまいます。そうなると、次の依頼には繋がりません

リピーターになっていただけないということです。

せっかくご縁があってお客様から依頼をいただいたのに、その信頼を損なってしまうのは、自らビジネスのチャンスを捨てているようなものです。

そうした事態を防ぐためにも、掃除の技術や知識をしっかり身につけることが大切です。

経験を重ねることで、お客様に対して的確な説明ができるようになり、信頼感が増します。

そしてその結果、リピーターを増やすことができ、安定した経営に繋がります。

ハウスクリーニングでの成功は、技術と知識、そしてお客様との信頼関係の積み重ねが必要です。

 

まとめ

今回は、ハウスクリーニングで独立を目指す際に必要な準備やポイントについて詳しくまとめました。

独立を成功させるためには、以下の10項目をしっかりと押さえておくことが大切です。

  1. 資機材・薬剤
  2. 事務所・倉庫
  3. 事務用品
  4. 会社用のカード・ETC
  5. ユニフォーム
  6. 屋号・開業届・青色申告
  7. 現場で人数が必要な時に応援を呼べる人
  8. 定期顧客・提携会社
  9. 掃除の技術・知識

これらの項目をすべて揃えることができれば、安心してハウスクリーニング業界での独立をスタートさせることができます。

私自身、42歳のときに独立を果たしましたが、実は35歳の頃に一度、会社の仕事に不満を感じて早く独立したいと焦っていた時期がありました。

その当時は独立する準備が十分に整っていなかったため、もしそのときに独立をしていたら、多くの課題に直面していたかもしれません。

幸いにも、その後、店長としてさらに経験を積むことができ、より深い知識とノウハウを得ることができました。

これによって、上記の10項目を一つひとつ揃えた上で、自信を持って独立を決断できました。

この経験は私にとって非常に貴重なものであり、焦らずにタイミングを見極めることの大切さを教えてくれました。

これからハウスクリーニングで独立を考えている方にとって、この10項目は成功への大きなステップです。

時間をかけて確実に準備を整えることで、より安定した独立を実現できるはずです。

この記事が、あなたの独立への道をサポートするものとなれば幸いです。

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